予防についてPrevention

犬の予防について

混合ワクチン


混合ワクチンとは、数種類の病気に対する予防薬が1本の注射で予防できるもので、ワンちゃんが他の伝染病感染ワンちゃんから様々な経路で感染を受けた場合、その症状を出来るだけ軽くするためのものです。
生後数週間経過ののち3~4週間隔で2~3回接種をおこない、それ以降は年1回の接種となります。当医院におきましては5種類と9種類の混合ワクチンをご用意しておりますのでご相談のうえ接種させて頂きます。




当医院におきましては、以下の感染症に対するワクチンを用意いたしております。

・犬ジステンパー
・犬アデノウィルス(2型)
・犬伝染性肝炎
・犬パラインフルエンザ
・犬パルボウイルス
・犬コロナウイルス
・犬レプトスピラ
(カニコーラ・イクテロヘモラジー・ヘブドマディス)

狂犬病


狂犬病予防法により、ワンちゃんには毎年1回の狂犬病予防注射接種が義務付けられています。
狂犬病とは、人間も感染する恐ろしい病気で狂犬病ウイルスに感染した動物に咬まれることで発症する病気です。人畜共通感染症であり、ヒトを含めたすべての哺乳類が感染します。世界中におけるこの病気の感染者数は約5万人に及び、感染発症するとそのほとんどが死亡するという極めて恐ろしい病気です。
致死率がほぼ100%であるこの狂犬病を撲滅させるため、国では狂犬病予防法を制定し、飼い犬の登録と年1回の予防接種、放し飼いの禁止、野犬の捕獲、輸出入動物の検疫、 と国をあげての防疫体制をとっております。

フィラリア


フィラリア症は蚊を介することで感染する寄生虫疾患です。
フィラリア虫体は犬の心臓や肺動脈に寄生し、咳が出る、息切れ、疲れやすいなどの症状がみられ、重度の寄生の場合、死亡する場合があります。ワンちゃんに対しては、皮膚につけるスポットオンタイプやおやつがわりに食べられるチュアブルタイプ、または錠剤がございます
フィラリアは予防期間を守り適切に対処すれば100%防げる病気です。
予防を怠ると「知らない間に感染していた」ということがあります。
フィラリアは蚊の発生する時期に合わせて、当医院の地域では5月末から11月末まで予防が必要です。

ノミ・ダニ


ノミ・マダニは犬の皮膚や被毛に寄生し、痒み・皮膚病の原因になります。ノミが寄生した場合、皮膚を噛むことでノミの唾液が体内に入り炎症を起こします。
また、ワンちゃんが自身で舐めとったりして寄生虫をもったノミを飲み込み、小腸で孵化し消化障害を起こすこともあります。
マダニも同様、様々な病原体をもっており、吸血により病原体を移し、バベシア症などの発症要因になります。
ペットがいつまでも健康で健やかな生活を送るにはノミ・マダニといった外部寄生虫も確実に予防することをおすすめします。

猫の予防について

混合ワクチン

混合ワクチンは、数種類の病気に対する予防薬が1本の注射で予防できるもので、ネコちゃんが他の伝染病感染ネコちゃんから様々な経路で感染を受けた場合、その症状を出来るだけ軽くするためのものです。
生後数週間経過ののち3~4週間隔で2回接種をおこない、それ以降は年1回の接種となります。当医院におきましては3種類と5種類の混合ワクチンをご用意しておりますのでご相談のうえ接種させて頂きます。

・猫ウイルス性鼻気管炎
・猫カリシウイルス感染症
・猫汎白血球減少症ウイルス
・猫白血病ウイルス感染症
・猫クラミジア感染症

フィラリア



フィラリアの成虫はそうめんのような細長い形をしていて、長さが数十センチにもなります。犬や猫などの心臓・肺などに障害を引き起こして、重症の場合は死ぬこともある病気です。
犬の病気だというイメージがありますが、この寄生虫は猫にも寄生致します。
フィラリアの予防薬は、ネコちゃんに対しては皮膚に付けるスポットタイプが一般的です。必ず、予防前に獣医師による検査の後、処方されたものを使用するようにしてください。
当医院の地域では蚊の活動時期に合わせ5月下旬から11月下旬まで予防期間となっております。蚊の成虫の唾液と共にネコちゃんの皮膚の下に入った蚊の感染子虫を駆除するために月1回の予防が効果的です。感染が成立し心臓に成虫が達してしまうとこのお薬だけでは対応できません。

ノミ・ダニ


特に屋外を散歩するネコちゃんでは、ノミ・ダニ予防も非常に大切でどちらも人間に寄生することもあります。、ノミは一年中、ダニに関しても真冬を除いては、活発に活動します。ノミやダニは皮膚炎を起こすだけでなく、寄生虫を媒介して全身の健康状態に影響することもあります。外にお散歩に行くネコちゃんにおいては、ノミ・ダニ予防をしておきましょう。